NTRクロニクル(寝取られ作品データベース)

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zoom RSS 5段階の構成要素(詳細分析)

<<   作成日時 : 2007/01/01 19:41   >>

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■NTR作品の骨格

NTR作品の構成を詳細に分析します。

作品としての骨格を理解するため、
典型的なNTR作品のパターンを挙げます。


<典型的なNTR作品のパターン>
@主人公とヒロインが愛を育んでいる(相互に愛情)。
       ↓
Aある日、寝取り男がヒロインに近づく(寝取り男の介入)。
       ↓
B男はヒロインと肉体関係を持ち快楽を叩き込む(身体を堕とす)。
       ↓
Cヒロインの主人公への愛を冷めさせ、自分に靡かせる(心を堕とす)。
       ↓
D主人公とヒロインの間にある愛情は完全に破壊され、
  ヒロインは主人公から離れて男のもとに。(完全に離別=破局)

という感じになります。
この典型例に含まれる要素をまとめると以下の5段階の構成要素になります。

 @親愛関係【親愛】 (主人公⇔ヒロイン)
 A第三者介入【介入】 (寝取り男→ヒロイン)
 B第三者による身体の略奪【体堕】 (寝取り男→ヒロイン)
 C第三者による心の略奪【心堕】 (寝取り男⇔ヒロイン)
 D親愛関係完全破壊【離完】 (ヒロイン→主人公)



■5段階構成要素の詳細分析

では、NTR作品を構成する5段階構成要素
「 @親愛→A介入→B堕体→C堕心→D離完 」
を更に詳細にみていくことにします。



@親愛関係【親愛】(主人公⇔ヒロイン)
主人公・ヒロイン間における信頼・愛情・恋愛関係です。
恋愛感情がお互いにある夫婦や恋人同士はもちろんのこと、
愛情表現以上には発展しにくい姉、妹、母までもが客体になります。
NTR作品は、『お互いの愛の強さとその破滅のギャップ』という
天国から地獄への落差が作品内容の良し悪しにダイレクトに繋がります。
従って、この親愛描写はいわば「NTRの大前提」となります。

愛情が破壊される度合いが大きいほどNTR度も大きくなります。
お互いが慕い合っていればいるほど高い評価となります。
逆にお互いが冷め切っていては寝取られたとしても破壊はありません。
だからこそ、相互愛情表現(親愛関係)が必須となります。

また、形式的にも相互親愛表現は必須です。
極端な話、相互愛がない関係では寝取られは発生しません。
なぜならば、『寝取られた』と言うからには、
文字通り、取(盗)られなくてはいけないからです。
お互いの絆(所有)もないのに取(盗)られたもなにもないからです。
他人が見ず知らずの男とくっついたところで寝取られにはなりません。
なのでお互いが他人のような冷え切った関係では問題なのです。

とは言え、相互愛情表現を描ききることは困難です。
頁数などの制限もあり、表現しきれない場合も多いと思われます。
その場合は相互愛があるかどうか「推測」する必要も出てきます。
つまり欠けている愛情表現を脳内で補完する作業です。
主人公ヒロイン間に相互愛関係があるか否か。推測できるか否か。
これが判断基準となります。


(1)両思いケース「主人公⇔ヒロイン」→原則成立。
 相互愛情表現が一番強いのでNTR的に理想的な前提です。
 双方の愛情表現がうまく描かれていれば何も問題はありませんが、
 たとえ作品進行の都合上、片方の愛情描写がなかったとしても、
 両思いを推測する状況証拠があればそれだけで補完されます。
 例えば、円満夫婦を示す何らかの描写(夫婦が笑顔で写っている写真など)が
 あれば仮に夫が登場しなくともお互いの愛情が読み取れます。

(2)片思いケース「主人公⇒ヒロイン」「ヒロイン⇒主人公」

 2-1.「主人公⇒ヒロイン」→ヒロインとの関係次第で成立
  主人公の片思いと言っても、ヒロインとの関係次第では
  相互愛の程度がまったく異なります。
  ヒロインとの接点も少なく一方的な片思いというケースでは、
  ヒロインから主人公への愛情はゼロに近いと判断せざるを得ないので
  お互いの親愛関係は存在していないと判断せざるを得ません。
  存在しないものは補完のしようもないのでNTRは不成立です。
  形式的にも寝「取られ」ていない典型です。
  言葉は悪いですが、一方的な片思いでは所有性は皆無なので
  寝「取(盗)られ」たというには横暴すぎます。単なる被害妄想です。
  しかし、友達以上恋人未満や仲がいい幼馴染など
  ヒロインが主人公に何らかの愛情を注いでいるようなケースでは
  相互愛情がゼロではないのでNTRが成立する余地もあります。
  とは言え、ヒロインには主人公への恋心がないので、
  自由恋愛の余地が広く、主人公の所有性が薄いのは否めません。
  その分、相互愛情表現レベルは相思相愛のケースよりも劣ります。

 2-2.「ヒロイン⇒主人公」→原則不成立。例外的に成立。
  他方、ヒロインの片思いに関しては事情が異なります。
  基本的に主人公に「奪われた」という感覚がまったくないのです。
  ヒロインが他の男と付き合ったとしても主人公としては一向に構わない。
  これでは寝「取られ」が成立しようがありません。
  とは言え、例外中の例外的として、主人公がヒロインを家族のように
  大切に扱ってきた場合には、他の要素次第でNTRが成立する余地が
  ないこともないとは思われます。
  
  それからもうひとつ例外があります。死別というパターンです。
  ヒロインが死んでしまっては寝取られは絶対に不成立ですが、
  主人公が死んだとしても寝取られが成立する余地は存在します。
  とは言え、生物的に死んでいる以上、主人公に愛情は存在しません。
  基本的に死後ヒロインがどういう男と付き合おうとも自由ですので
  愛情を主人公に繋ぎとめなくてはならない貞操を導きだせません。
  ですから原則としてはNTRは成立しないのですが、
  例外として「ヒロインが死んだ主人公に操を立てている」ケースにおいては
  相互愛が死後も継続していると評価してもよいので成立の余地があります。
  例えば、一人身を貫く未亡人のヒロインなどが典型です。



A第三者介入【介入】(寝取り男→ヒロイン)
主人公とヒロインとの関係に介入する男の資質という要素です。
親愛関係を破壊する男の登場ですが基本的に制限はありません。
ただ、作品クオリティ向上のためにはそれなりの男が求められます。

この点、
 ・「絶対にヒロインが心を許してはいけない男
 ・「主人公が絶望を感じるような男
であればあるほど、寝取られ作品の質は高くなります。

強い親愛関係というものは高度な安定感を意味します。
感受性が強く繊細である人間というイキモノは、
安定感に安心・幸福を感じ、不安定さに不安・不幸を感じます。
恋愛作品など心情描写が重要な作品はそういった人間の心理を利用し、
意図的に読者・視聴者等に安心感を与えたり不安に陥れたりして
作品への興味を失わせないような努力をしています。
「ドキドキハラハラ」な不安・不幸と「ヨカッタヨカッタ」な安心・幸福とを
バランスよく織り交ぜた作品が名作として支持されるのです。

寝取られ作品は幸福の破壊が主題です。
強い親愛を表現することにより読者に安心・幸福感を感じさせ、
その後それを崩すような勢力の登場で一気に不安・不幸に陥れる。
エロスの追及ですから、大きな緩急差が求められます。

従って、寝取り男は次の視点から創作されることになります。
「どんな男ならば読者が感じている安心・幸福感を大崩壊させられるか」

具体例としては、

 (1)主人公・ヒロイン共通
  ・仕事先の関係者(上司、先輩、後輩)
  ・学校関係者(教師、部活の顧問、同級生)
  ・以前に恨みを買った男
  ・突発的加害者(家宅侵入者、不良に絡まれる)
 (2)主人公の関係者
  ・友人関係(とくに親友)
  ・虐め関係(虐めグループ)
 (3)ヒロインの関係者
  ・ストーカー
  ・元恋人
  ・女友達関係(女友達の兄弟、女友達の彼)
  ・弱みを握られた相手

などです。




B第三者による身体の略奪【体堕】(寝取り男→ヒロイン)
寝取り男がヒロインの身体を奪う。
『寝取られ』の『寝』の部分にあたります。
NTR構成要素として必須ですが、いくらでも推測が働く要素なので、
仮に一切描写がなくとも前後関係だけで表現することも可能です。
なので一般向け作品であってもNTR作品が存在する可能性はあります。
他方、エロ作品においては、その性質上、
この構成要素が作品の大半を占めることになるでしょう。

また「ヒロインの身体を奪う」とは手段にすぎないので、、
純愛(和姦寝取られ)からレイプ(強姦寝取られ)まで、
おおよそ全てのシチュエーションが利用可能です。

注:ただし、レイプを手段に用いる場合には一つ留保があります。
NTR作品は心情描写が非常に重要です。
ヒロインが男に寝返るには心変わりする必要があり、
その前提としてヒロインには意思決定の余地が求められます。
つまり、拷問や強姦などを手段で用いる場合は、
最後まで泣き叫び抵抗されておしまいというような展開はよくない。
仮に嫌々ながらも身を委ねる余地を残さなくてはなりません。
(ただしこの点には有力な反対意見がある→コチラ

その中でも理想的な展開としては
「嫌悪感を抱いているのに快楽を感じる。
 =男から与えられる快楽に女は意に反して激しく乱れる。」
というパターンが望まれると思います。
寝取られは相互愛破壊、つまり貞操破壊ですから、
意図せず主人公以外の男から与えられる快楽に翻弄される展開が望ましい。
もちろん自ら身体を開く場合でもそこに至る展開次第です。

よく利用される具体例としては、

 (1)ヒロインが置かれている状況
  ・用意周到な計画により姦計に嵌められる。
  ・開放感、憂鬱、などの一瞬の心の隙を突かれる。
  ・親愛関係に発生したわずかな隙に付け入れられる。
  ・弱みを握られ嫌々ながらも身体を開く。
 (2)身体を奪う手段
  ・主人公よりも遥かに勝る雄度(デカチン)
  ・未知の快楽を与えられるほどのテクニック
  ・ヒロインの身体を開発、調教

などです。

以上の点から、この要素はいわゆる堕ちモノ作品と重複します。
完膚なきまでに堕とせば堕とすほど理想的となります。

ちなみに近年のエロマンガ界では堕ちモノ作品ブームです。
アクメ至上主義とでもいいましょうか、
ストーリーよりも快楽描写に重きが置かれています。
「アヘ顔(※1)」「みさくら語(※2)」等、
様々なアクメ描写手法が産み出されました。

 ※1 アヘ顔
 女性のイキ顔(オルガズムをむかえた表情)を
 エロマンガ的なファンタジーを含めて描いたもの。
 涙・ヨダレなどを垂れ流し白目むいてアヘアヘ言いながら
 オルガズムをむかえている表現からそう名付けられた造語。
 アクメ顔とも言う。
 【代表的マンガ家】
 月野定規、みやびつづる、草津てるにょ、TYPE90、おおたたけし、むらさき朱、
 嶺本八美、和六里ハル、流一本、艶々、朝木貴行、刻江尋人、ドリル汁など

 ※2 みさくら語
 みさくらなんこつ氏がエロ作品で使用する独特のセリフ。
 呂律が回っていないセリフをエロにまで昇華させた。
 程度の差はあれ、最近のエロマンガ界では常用アクメ言語となっている。
 例) 「ダメ」→「らめぇ、らめぇぇえぇ らめにゃのぉぉお゛」
            『はてなダイアリーキーワード』参照



C第三者による心の略奪【心堕】 (寝取り男⇔ヒロイン)
寝取り男がヒロインの心を奪う。
ヒロインが寝取り男を受け入れるという心理描写です。
NTRシチュエーション独自の要素です。
他のシチュエーションとの決定的な相違点とも言えます。

「主人公を愛しているという心が堕とされる」
いわば「ヒロインの裏切り」です。

ところでこの「裏切り」ですが、解釈で結論が大きく異なってきます。

仮に最も倫理道徳的に厳格な解釈をした場合、
他の男と寝た時点で「裏切った」と評価することもできるでしょう。
この立場ならば、一時の浮気程度でもNTRに含まれることになります。
ただ、浮気遊びくらいで「取られ」というのも少し大人げない感じはします。
とは言え、浮気は裏切りの前兆としての意味もありますので、
浮気が本気に転化する事情があれば裏切りと判断していいと思います。
例えば、通い妻に近い状況など一時の遊びとは到底思えないような状況です。
逆に浮気以上に発展する様子がまったくないケースでは困難だと思います。

また、繰り返しになりますが手段がレイプの寝取られに関しては、
裏切りの前提であるヒロインの意思がまったく入らない可能性があります。
最後の最後までヒロインが拒絶しているような状況では、
男に靡く可能性はゼロですので心が堕ちることはありません。

この点、微妙なのが、薬物や催眠で心が堕ちるケース。
真意が分からないまま強制的に堕とされてしまったので、
主観的な裏切りという意味合いは弱いことは否めません。
とはいえ、薬物や催眠の中毒、依存症を経て、
主人公との日常が崩壊してしまった等の破滅的な状況であれば、
薬物等による裏切りが誤解であると弁明する機会を失いますので、
客観的にみて裏切り類似の状況とみなしていいと思います。
つまりヒロインの主観だけじゃなく状況判断も加味して評価します。

基本は、「男に心を許してしまう」という背徳・裏切りです。
女の弱さをどれだけ出せるか。
作者の腕が一番問われるところです。



D親愛関係完全破壊【離完】(ヒロイン→主人公)
ヒロインの裏切りを更に一歩進めて、
主人公とヒロインの相互愛崩壊(破局)の描写です。

ヒロインの裏切りはヒロインの男に対する媚びですが、
破局はヒロインの主人公に対する決別を意味します。
絶望がどれだけ表現できるか大事なところです。

NTRはバッドエンドが好まれます。
予定調和なハッピー展開では寝取られには馴染みません。
(ハッピーエンドでも途中で絶望的な展開があれば問題ありません)

NTR作品は基本的に寝取られた主人公に感情移入を促します。
(あくまで寝「取られ」作品なので促してはいます。詳しくはこちらの注。)
主人公が絶望の大きさが、NTR作品の絶望の大きさをも意味します。

従って、対象は「主人公の絶望」が推測される全ての事情となります。
特に「取り返しがつかない」と思わせる描写が大事です。
ヒロインが主人公に対して直接に破局を告げるアプローチがあれば最高です。
例えば、ヒロインが主人公に対して裏切りのセリフを吐いたり、
ヒロインが主人公の前で寝取り男と愛を語りあったり、などなど。

また、直に対面せずとも、破局を告げる方法に関しては
様々な小道具が使用されます。

よく使用される小道具としては、
 (1)リアルタイムも可
  ・電話
  ・リアルタイムモニター
 (2)事後のみ
  ・ビデオテープ、DVDディスク
  ・手紙
などです。

リアルタイムでメッセージを送るのは、屈辱・焦燥を煽る効果があり、
事後的にメッセージを送るのは、喪失感が増強される効果があります。
(これらの感情に関してはコチラ。)



■ まとめ

主人公とヒロインの相互愛(@)が、裏切り行為(C+D)により破壊される。
プラス要素として、寝取り男(A)と性行為(B)も重要。

また「@」と「C+D」の主軸はお互いに相関関係があり、
@が強ければ「C+D」が弱くても、全体としてNTR感は安定するし、
逆に、「C+D」が強ければ@が弱くても、NTR感は安定します。





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