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help RSS 嶺本八美 『LILLIPUTIAN BRAVERY 完全版』 (茜新社,2008年06月)

<<   作成日時 : 2008/06/27 00:35   >>

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● 嶺本八美『LILLIPUTIAN BRAVERY 完全版』 (茜新社,2008年06月)
 ○ 全編

2000年5月30日に発売された嶺本八美先生の初単行本、
『LILLIPUTIAN BRAVERY 真琴ちゃんの恋愛事情』の新装復刊。
当時は蒼竜社から出版されたプラザCOMIXで成年マークなしだったが、
この度、茜新社のTENMAコミックスとして成年漫画として復活した。

『LILLIPUTIAN BRAVERY』、通称『りりぴゅー』。
これはなんと言ったものか、NTR黎明期の生まれた奇跡みたいな作品である。
当時はまだNTRという単語もなければ「寝取られ」というカテゴリもなかった。
まず間違いなく当時の嶺本先生はNTR属性の読者を意識していない。
ストーリー重視派でもある嶺本先生が描く紆余曲折の恋愛模様が
偶然にも高度のNTRを含んでいたということである。

そしてこの新装刊単行本はNTR界における一つの記念にもなった。
単行本の帯にはこう書かれている。

画像


表紙面 「ネトラレ(NTR)漫画の金字塔、ここに完全復刊!」
裏表紙面 「ロリでNTR(ネトラレ)でネチネチ責め・・・
       10年先をイってた伝説が今ココに!」

おそらく業界サイドに初めて「NTR」という単語が認められた瞬間である。
昨今のNTRを意識したエロマンガ業界の反応は大変喜ばしい限りである。
NTRクロニクルは私の酷く個人的な性的嗜好による我侭がその根源にあり、
究極的にはエロマンガ業界にNTRカテゴリを認めさせることが目的であった。
当サイトの草の根NTR運動がその一端を担ったと思うと感無量である。
一つのゴールを迎えたといってもいいだろう。

さて。作品内容だがストーリー等は旧作と大きな変わりはない。
■変更点
・成年マークなしからマークありになり陰部の白抜きが黒消しに加筆修正。
・鳴尾と浮気してしまった一度目のエッチシーンが巻中カラーに。
■追加点
・他の単行本に収録されていたサイドストーリー等を同時収録。
 →三枝が鳴尾に犯されるシーンがある「鳴尾くんの変態事情」
 →デビュー作のLILLIPUTIAN BRAVERYのプロット版
・表紙の3Pの森村と三枝が真琴を攻める書き下ろし漫画3頁。
 (書き下ろしはここだけでNTR本編に書き下ろしはない)

その意味では旧作を既に持っている人向けというよりは、
現在絶版になっている旧作を入手できなかった人向け、
もしくは最近NTRに興味を持った人向けと言える。

この点、私のように既に旧作も持っている立場からすると、
NTRの本編パートに書き下ろしがなかったのは少し残念。
せっかく3頁ほどエッチシーンを加える余地があったのであれば、
鳴尾とのエッチシーン量を増やして欲しかったところではある。
つまり、復刊のおまけで本編と関係ないシーンを増やすのではなく、
NTRパートを増やすことでNTR作品としてレベルを上げて欲しかった。

あと、漫画とは関係ないが一点追加されたページがある。
それは物語のラストシーンの正しい解釈を作者自らが解説したページである。
個人的にはあまり気にしていなかったが、掲示板等では、
真琴の子の父親が主人公か鳴尾かという点で論争があったらしい。
赤ん坊の髪の色(トーン)が鳴尾のそれと同じであることから、
長らく鳴尾が実の父親に違いないという有力説があった模様である。
この点に関して作者はわざわざ1頁も説明に費やしている。
その結論と説明内容に関して単行本を読んでもらいたい。
ただ個人的にはその結論を敢えて示したのは微妙かなあとは思う。
『りりぴゅー』が8年のときを経て復刊できるまでに人気がある理由を考えた場合、
それは伝説のNTR漫画という評判によるところもかなり大きいと思う。
単行本帯の売り文句からもそういった編集者の期待が容易に読み取れる。
ならば曲解とはいえ語り継がれた有力見解を敢えて全否定するのが得策かどうかは微妙。
従来通りに曖昧のままにしておき解釈は各自に委ねた方が読者を選ばなかった感はある。
とはいえ、作者が求める作品像というものもあるので難しいところ。
苦労して生んだ作品を誤った解釈されたくないという気持ちも理解できる。


『LILLIPUTIAN BRAVERY』は元鞘ENDのNTRである。
藤原俊一『憧れの女』等、元鞘ENDのNTRはいくつか存在してきたが、
元鞘というのはどうしても元に収めるために強引さが出てしまうものである。
だが『LILLIPUTIAN BRAVERY』は原始の作品にして完璧な元鞘END。
未だにこれ以上に違和感のない元鞘ENDのNTRを見たことがない。
その意味でストーリー的もかなりレベルが高い。

NTR作品としては欠点を探すのが難しい。
敢えていえば元が成年マークなしでストーリーを重視しているので、
エッチシーンが現在の嶺本先生の他作品よりは淡白ということくらい。

今回の新装刊を期に殿堂入りを決定。


 ○───【 ストーリー 】───○

大学生の森村は誠実そうな印象の黒髪丸メガネの青年。
女友達の三枝の紹介で外見はどうみてもショウ学生の真琴(21歳)を紹介される。
真琴は童顔幼児体型がコンプレックスでこれまで男性と付き合ったがない。
でも初めて自分を恋愛対象と認めてくれた優しい森村に惹かれて初体験をする。
そして二人は付き合うことに。

真琴は自分に女としての魅力がないと思っているせいか、
森村に嫌われないために必死になって彼の身の回りの世話を尽くす。
当の森村は彼女に好かれている現状にすっかり安心しきっており、
世話を焼かれすぎて少しうざったく感じるようになる始末。
だが森村は三枝のアドバイスでなんとか関係悪化を免れる。

付き合って3ヶ月が経過。
この頃になると彼女も自分に自信をもってきて以前のような必死さはなくなる。
だが、その反面、今度はどんどんHになってきてしまう。
あまりに性欲が旺盛になったことに困った森村はまた三枝にアドバイスを求める。
だがノロケ話を聞かされキレた三枝はその場のなりゆきで森村とHをしてしまう。
翌日三枝は首筋のキスマークを真琴に指摘されてしまった。
なんとか誤魔化すため実は付き合っている彼氏がいると彼女に誤解させる。
それが森村にとっての悪夢の始まりだった。

彼氏を見せて見せてとしつこくまとわりついてくる真琴。
森村と不倫したなんて言える訳がない三枝は代役を立てることに。
美形イケメンの鳴尾を彼氏に仕立てて真琴に紹介。なんとか切り抜ける。
三枝と鳴尾に触発された真琴は森村にいっぱいのキスマークをおねだり。
二人のラブラブなHで夜が更ける。

ある日、真琴は一人でショッピング中に街中で声をかけられる。
振り向くと鳴尾だった。
鳴尾は暇だから買い物に付き合うよと言ってくれる。
三枝の彼氏だからと安心したせいか真琴はお願いしてしまう。
口が上手い鳴尾は彼女が大人の女性らしくなろうと努力していることを褒める。
初めて男性にそのことを気付いてもらって有頂天になってしまう。
真琴は興味本位で三枝とはどうなのかを聞くと、
鳴尾は実は女癖が悪くてフラれてしまったと簡単に交わす。
ビックリする真琴。鳴尾はヤケ酒に付き合って欲しいと真琴を誘う。
襲われちゃったどうしようとかいいながらも真琴は付いていってしまう。
三枝の彼氏じゃないと分かった時点で鳴尾に警戒しなくてはいけないのだが、
自分を大人の女性としてみてくれる甘言に舞い上がっていたのだ。

あっさりお店で潰れた真琴。気がついたら鳴尾の部屋のベッドの上だった。
酔った勢いとはいえ、カワイイカワイイと言われると鳴尾に体を許してしまう。
「うん・・・・・・だってさぁ 鳴尾くんカッコイイから」
女慣れしている鳴尾のテクに真琴はメロメロになっていく。
好奇心からソフトSMも受け入れ、夜が明けるまで鳴尾と濃厚なセックスをする。

朝帰り。真琴は冷静になって浮気してしまった現実を自覚する。
森村に対する胸を締め付けられるような罪悪感に苛まれながらも、
その一方で初めて女として複数の男から求められる優越感も感じていた。

気まずさから森村に声がかけられない。
そうこうしているうちに鳴尾に声をかけられる。




また遊びに行こうよという誘いに最初は「でも・・・」と言いよどむも、
鳴尾に背後から服越しに乳首を弄ばれながら「イヤ?」と甘く囁かれると、
あそこがきゅんと疼き、もう断ることはできなかった。

鳴尾とのプレイは道具も使われどんどんハードになっていく。
真琴の身体はすっかりと鳴尾に媚びてしまうように開発されてしまった。
「彼氏とするのとどっちがいい?」
「あ・・・あ 鳴尾くんのほぉ・・・っ」
「いいの?そんなこと言って」
「う・・・うん いいのぉ・・・っ」

アパートを留守している時間が長くなる真琴。
毎日のように真琴の部屋を訪れていた森村は様子がおかしいことに気付く。
だが当の真琴は鳴尾との爛れたエッチをいけないと思いつつも止められない。
深夜に帰宅すると森村が部屋にいた。
心配する森村だが、真琴はそれをまるで保護者のように子供扱いしていると
感じてしまい、そのまま森村を部屋から追い出してしまう。
真琴は自己嫌悪に陥る。



後日、図書館内で自分の噂を耳にする。
外見が外見なのでもう噂されることには悪い意味で慣れていた。
だが今度の噂話はいつものものとは内容が違った。
「お前マジであれとヤったの!?」
鳴尾が悪友たちと真琴を攻略したという武勇伝を語っていたのだ。
あのサイズだから締りがよかった。何してもたいがい言うことを聞く。・・・
全てを聞いてしまった真琴は悪い男に騙されていたことを思い知らされる。
一気に後悔が押し寄せてくる。

過去の鳴尾とのエッチの光景が脳内を駆け巡る。
 胸とアソコを弄られるだけで身体はすぐに鳴尾に屈服してしまう。
  「彼氏とするのとどっちがいいんだっけ?」
  「あ・・・ な・・・鳴尾くんのほぉ・・・っ」
  「じゃあさ 彼氏と別れてもいい?」
  「え・・・ え・・・っ?」
  「いいじゃん 別れてよ―― だめ?」
  「う・・・うんっ だめ・・・だめぇ・・・っ」
 最後の一線の貞操すらも鳴尾に挿入されると粉々に打ち砕かれてしまう。
  「ねぇ いいじゃん?」
  「あ・・・は☆」
 ずぶっ
  「ダメなの?」
  「あっ・・・あ! あっ・・・別れ・・・っ 別れるぅ・・・っ!」
  「あ――あ 言っちゃった♪」
  「・・・はっ あ・・・・・・な・・・・鳴尾くぅ・・・んっ」

後悔に泣き崩れた真琴は森村の部屋の前でうずくまっていた。
そんな真琴を発見した森村はただ事ではないと感じて部屋に入れる。
真琴は泣きながら鳴尾との浮気の事実を森村に懺悔する。
信じられない事態に悔しさを噛み締める森村だったが、
自らが原因の一端である故に彼女を責めることはできなかった。

この一件を経てお互いの関係はより深まっていく。
後に妊娠した彼女は子を産み、森村と幸せな家庭を築いていくことになる。

 ○───【 NTRパターン 】───○
NTR視点=主人公
NTRタイプ=恋人NTR

 ○───【 NTR評価ポイント 】───○
1.親愛:★★★★:スレ違いはあるものの恋愛カップル。
2.介入:★★★☆:同じ大学のイケメン遊び人。彼氏の過ちにより登場した男。
3.体堕:★★★☆:手馴れた女を落とすテクでどんどん開発されていく。
4.心堕:★★★★:快楽に溺れて男のモノになると口走ってしまう。
5.離完:★★★☆:彼氏に男との関係を告白。









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